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【時代は"8K"へ】RTX3000シリーズ 公式発表まとめ【NVIDIA】

「8K」「36TFLOPS」と超パワーワードがさく裂しまくったNVIDIAのオンラインイベント。マジでヤバかった。
特にヤバいのが「RTX3070」。前世代最高峰の性能を持つ「RTX2080Ti」を凌駕しつつ、更に希望小売価格が「8万円以内」と初期コストを大幅に抑えている。ヤバい、ヤバすぎる。

簡潔にまとめると

  • 最新GPU「RTX3090」「RTX3080」「RTX3070」の初お披露目
  • RTX3000シリーズの全体的な仕様紹介
  • 「NVIDIA Broadcast」などの既存ソフトウェアのアップデート

という感じ。そんなヤバすぎる次世代GPU「RTX3000シリーズ」の技術的な部分と情報をまとめてみた。

RTX3000シリーズの製品

まずは今年の9月~10月に販売が決定した「RTX3000」シリーズの紹介。GPUの最先端を行くNVIDIAだが今回も派手にやらかしました。

【RTX3090】RTX2080Tiの"2.6倍"の性能

  • 演算性能 : 35.58TFLOPS
  • VRAM : GDDR6X 24GB
  • 価格 : 1,499ドル(国内229,800円)
  • 発売日 : 2020年9月24日

超パワーワード「8K HDR」対応をうたう、NVIDIA GeForce史上最強のグラフィックボード。演算性能はRTX2080Tiの「13.45TFLOPS」がかすむレベル。VRAMも「24GB」と規格外。サイズもマジでデカい。NVIDIA CEOの「ジェン・スン・ファン」の手が小さく見える。

【RTX3080】RTX2080の"3倍"の性能

  • 演算性能 : 29.77TFLOPS
  • VRAM : GDDR6X 10GB
  • 価格 : 699ドル(国内109,800円)
  • 発売日 : 2020年9月17日

VRAMがGDDR6Xだが「10GB」まで抑えられていて価格帯が10万円代まで抑えられているRTX3000シリーズの中では中間スペックのGPU。それでもRTX2080の2枚分相当の処理性能を持っている。RTX2080Tiより安くてさらに高性能。RTX3000シリーズの中ではコスパは一番高いっぽい。

【RTX3070】まさかのRTX2080Ti以上の性能

  • 演算性能 : 19.96TFLOPS
  • VRAM : GDDR6 8GB
  • 価格 : 499ドル(国内79,980 円)
  • 発売日 : 2020年10月予定

VRAMの規格が従来の「GDDR6」のままでコストを抑えたRTX3000シリーズの中でも比較的低いスペック。18万円代のRTX2080Ti以上の性能を「8万円」で体験できる。このRTX3070のせいで現在RTX2080Tiがヤフオクで投げ売りされている。価格破壊も良いところ。

RTX3000シリーズの全体的な仕様

続いてRTX3000シリーズ共通で使われている。NVIDIA Ampereアーキテクチャの詳細。

第2世代 RTコア

簡単に言えばRTコアとは最近流行りのグラフィック表現「リアルタイムレートレーシング(*1)」を利用するためにTensorコアとは別で用意された専用コアプロセッサ。
この技術自体は「NVIDIA Geforce RTX2000シリーズ」から導入されたものだが「リアルタイムレートレーシング」をゲームで適用するといかんせんゲームが重くなってしまい、4Kで表現できなくなったり、最大リフレッシュレートが低下してしまうので一長一短だった。

しかしRTコアが第2世代に移り変わりリアルタイムレートレーシングの処理能力が2倍に向上したので「リアルタイムレートレーシングを利用しながら4K表現や、144Hz~240Hz帯の高リフレッシュレートへの対応」が現実的になった。

*1 リアルタイムレートレーシングとは「光の描写をリアルに表現する技術」のこと。

第3世代 Ampereアーキテクチャ採用のTensorコア

NVIDIAは5月ぐらいに第3世代Tensorコアである「Ampereアーキテクチャ」を採用した次世代のハイエンドモンスターGPU「NVIDIA A100」を発表している。演算性能が飛びぬけて高く、製造過程の技術面とAIの進化により「Ampereアーキテクチャ」は前世代のモデルである「Voltaアーキテクチャ」の20倍以上にものぼる。僕もよくわからないが例えると「勇者のつるぎ・改を2本持ちした勇者」ぐらいGPUの性能がアホみたいに上がった。

RTX3000シリーズにはこの次世代「Ampereアーキテクチャ」が採用されていて、前世代「RTX2000」シリーズよりも劇的に性能が向上した。

今回の発表では「RTX3080Ti」ではなく「RTX3090」で"90"という新しいナンバリングGPUが発表されたがこのRTX3090は驚異の「36TFLOPS」というグラフィック処理能力を持っている。現行機最強のRTX2080Tiの「16TFLOPS」の約2.3倍。このRTX2080Tiをはるかにしのぐ処理能力によって「8Kでレイトレーシング対応」という超パワーワードが現実味を増してきている。

RTX3000に対応するソフトウェアの仕様

続いてソフトウェアの仕様変更。

RTX IO

こんなヤバヤバな技術が詰め込まれたRTX3000シリーズですが、一番ヤバい技術なのがこの「RTX IO」と言われている。簡単に説明すると「圧縮されたゲームデータをRTX3000シリーズのGPUで直接展開できる」という技術。普通ゲームデータは圧縮されていて、そのデータをCPUに送って解凍、展開するのだが、この「RTX IO」をゲーム内に組み込んでいれば、その圧縮されたデータをCPUに送らずにRTX3000シリーズのGPUに直接送ることによってまかなってくれるというもの。

これによって

  • 圧縮されたデータを直接GPUに送るため、ロード速度が向上。
  • CPUを経由して処理しないため、CPUの性能不足によるボトルネックが発生しずらくなる。

という恩恵が得られる。これによって今まである程度「CPU」と「GPU」の相性を考えなければいけなかったが「RTX3000シリーズ」を購入すればCPUの性能が多少低くてもボトルネックを発生させずらいし、超爆速ロードでゲームをプレイすることができるようになる。「RTX IO」を適用するにはゲーム側が対応していなければいけないが、ゲーミングPCを選ぶとき、RTX3000を使えばCPUのボトルネックを気にしなくて済むようになるかもしれない。ゲーミングPCはコストがかさみがちなので、この「RTX IO」が流行ればCPUの性能を落として初期コストを抑えるという選択肢も生まれるのでコアゲーマーにとってめちゃくちゃありがたい技術だ。

NVIDIA DLSS 2.0

NVIDIA DLSSとは"とにかくスゴイ技術"。詳しく言うとAIの機械学習によってGPUのメモリを使わずに「映像の質」や「フレームレート」を疑似的に向上させるもの。略して"とにかくスゴイ技術"

この技術によってDLSSに対応しているゲームはパフォーマンスを落とすことなくゲーム映像の質が向上するし、GPUのVRAMメモリに余裕が産まれるため、「レイトレーシング」に対応させたり「出力解像度」を上げたり「GPUを利用したストリーミング配信」の質を上げたりすることもできる。対応しているゲームは少ないがとにかくスゴイ技術。

そんな"とにかくすごい技術"が今回のアップデートによってパフォーマンスを落とさないまま「映像の質」や「フレームレート」が向上。画像では「RTX2060」でデス・ストランディングを起動しているが「4K」解像度で「60FPS」以上を保ったままゲームをプレイすることができる上に、グラフィック自体の質も向上している。"とにかくスゴイ技術"だなってことだけはわかる。

NVIDIA DLSSは「RTX2000、またはRTX3000シリーズ」のみに対応している。GTX1000シリーズは対応していない。

NVIDIA Reflex

NVIDIA Reflexとは「レイテンシ(入力遅延)を削減する技術」のこと。

一般的な3Dゲームのマウスやキーボードでの入力は一旦CPUを経由してウンタンしてからGPUで描写するのでどうしても相応の遅延が発生する。言うてもほとんど気にならないレベルだけど。

しかし「NVIDIA Reflex」に対応すればCPUでウンタンする手間が削減されてレイテンシが削減されるという技術。最新のGPUであればあるほど顕著に削減され、RTX3090では最大で半分までレイテンシを削減できる。ただしこの「NVIDIA Reflex」はゲーム側で組み込まなければいけない初めて対応する。「Apex Legends」「Call of Duty Warzone」「Destiny 2」「Fortnite」「VALORANT」が対応を決めている。

Maxwellアーキテクチャ以降のGPUなら対応している。Maxwellアーキテクチャを採用した最も古いGPUは「GeForce GTX750Ti」「GeForce GTX750」あたりなのでこれより新しいGPUであればNVIDIA Reflexを導入できる。

NVIDIA Broadcast

「NVIDIA Broadcast」は以前からあったライブストリーマー向けの無料ソフト。もともと配信されていたソフトウェアだが、大幅に強化されて帰ってきた。これもまたスゴイ。

  • 超強力なマイクノイズキャンセリング。
  • 撮影用の設備がなくても、背景を変えたりぼかしたりできる。
  • オートフレームでカメラに映る自分を常に捉えてくれる。

これらの機能を使うには普通「グリーンスクリーン」や「AFフレーム」など専用の設備や機械が必要になってくるが、「NVIDIA Broadcast」ではこれらをすべてAIで簡単に処理してくれる。しかも無料。配信者にはたまらないソフトウェアになっている。

【時代は"8K"へ】RTX3000シリーズ 公式発表まとめ

今回NVIDIAの発表イベント、RTX3000シリーズ 公式発表をまとめるとこんな感じ。

  • 最新GPU「RTX3090」「RTX3080」「RTX3070」の初お披露目
  • RTX3000シリーズの全体的な仕様紹介
  • 「NVIDIA Broadcast」などの既存ソフトウェアのアップデート

既存のRTX2000シリーズと比べると「処理性能が2倍」「電気効率が1.9倍」と飛躍的に進化したGPUの性能ににマジでビビった。さすがはNVIDIAさま。それ以外にも既存のソフトウェアの進化もすさまじい。今後もゲーム業界を牽引してほしい。

以上【時代は"8K"へ】RTX3000シリーズ 公式発表まとめ【NVIDIA】でした。

  • この記事を書いた人

アコート*

こんばんは!ゲームフルネス!を運営しているアコートと申します。 最近ハマっているゲームは「Apex Legends」「Ghost of Tshushima」「CoD:MW」ですね。 記事ごとに口調違うのはご愛敬という事で…(´・ω・`;) 「いい記事書くやん」と思ったらコメントや ツイッターで「いいね」やコメントをいただけると有難いです! 好きな言葉は「選択と集中」「身体こそが唯一の資本」「人生の中で一番若いのは『今』」です。

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