
今回はXboxGamePassで初めて消化したゲーム。ニーアオートマタの主要エンドである「Eエンド」までプレイしたので簡単なレビューをしたいと思う。
目次
ニーアオートマタとは?

ニーアオートマタは「ニーアレプリカント/ゲシュタルト」の正統続編である。
ニーアオートマタのあらすじ
西暦5012年。突如として地球にエイリアンが襲来し、侵略を開始。人類はエイリアンと彼らが繰り出す兵器「機械生命体」の手によって地上を追われ、月への退避を余儀なくされる。生き延びた人類は奪われた地球を取り戻す為、アンドロイド兵士による抵抗軍を結成。衛星軌道上に設置した基地群から反抗を開始するが、十数回に渡る大規模降下作戦を経てもなお決定的打撃を与えることができず、戦況は数千年に渡り膠着していた。この状況を打破するため、人類は決戦兵器として新型アンドロイド兵士「ヨルハ機体」を開発。それらから成る「YoRHa(ヨルハ)部隊」が編成され、戦線へと投入されることとなる
ニーアオートマタの特徴
前作「ニーアレプリカント/ゲシュタルト」の正統続編。アクションRPG。ニーアオートマタの最大の特徴は24種類(A~Z)までエンディングが用意されていること。でもまあFからはオマケ程度。A~Eエンドまでが本編みたいなところはある。ここから主要エンディングA~Eまでの紹介をする。
2B編(Aエンド)

一週目は2Bを操作する。バリバリのアクションRPG。飛行ユニットに乗っているときは多方向スクロールシューティング。アクションはプラチナゲームス由来のシンプルだけど爽快感あふれるものに仕上がっている。ただアクションの数は少ない。序盤は楽しいんだけど、中盤から敵が固くなり、そのうえ大量に出てくる。個人的な意見だけど、固い敵をポンポン出してプレイ時間をかさ増しさせるスタンスのゲームはあんまり好きじゃない。でも2Bかわいい。レオタードが犯罪。
9S編(Bエンド)

2週目は9Sを操作する。2B編のストーリーを9S視点で描いている。2Bのアクション要素に加え、「ハッキング」というアクションが追加される。敵の機械生命体や電子機器にハッキングを仕掛けることができるようになり、ハッキング中は多方向スクロールシューティングゲームになる。飛行ユニットに乗っているときと違い、「自機から出る弾が小さい」し「ダメージを3発受けると強制終了」となってしまうので最初は難しいかもしれない。僕も9S編の終盤辺りでやっと慣れ始めた。慣れたら9Sの戦闘は基本的にハッキングでダメージを稼ぐ方が安定する。ただハッキング中にキャラクターがしゃべっていると会話が途切れてしまうのでテンポが悪い。
3週目以降(C、D、E エンド)

3週目からはアダムとイブが撃破された後のストーリーが展開される。2B、9Sに加えて「A2」もプレイアブルになる。 A2はほとんど2Bと同じアクションだけど、ダッシュ距離が伸びたり自爆の代わりに「リミッター解除」というアクションが追加されている。他は2Bとそこまで変わらない。度々操作するキャラクターの選択肢が出る。エンディングの分岐は最後にあるし、最終的にはどちらもやらされるし、チャプターで分岐するところを再度遊べるので、好きな方を選ぶと言い。「A2」は意外とナイーブで自分のプライバシーを重んじる。
ニーアオートマタ レビュー
ここからはニーアオートマタの良いところ、悪いところ、感想、おススメ度を紹介したいと思う。
ニーアオートマタの良い点
まずはニーアオートマタの良いところから。
1. 没入感が高い。ちゃんとアンドロイドを操作している感。

没入感が高い。没入感ってのは「ユーザー体験を向上させる要素」のこと。グラフィックや音響まわりが高水準なこともあるけれども、特筆すべきは演出。例えば大ダメージを食らった時は画面上でノイズが走ってモノクロ調に切り替わったりする。
更に敵も終盤になると様々な状態異常攻撃(ゲーム内では「EMP攻撃」と呼ばれている)をしてくるようになる。状態異常にかかると近接攻撃ができなくなったりする。視覚の異常や音の異常もあり、ちゃんと画面がバグるし、音もノイズまみれで何が何だか分からなくなる。普通は状態異常ってゲームプレイを阻害するものでストレスを感じてしまうもののはずなんだけど「アンドロイドの感じ方」が肌感覚でわかるようになってちょっと感動した。いやでも今思い返すと若干ストレスは感じたわ。
2. Eエンドの演出が素晴らしい。

ニーアオートマタの主要エンドのひとつ。Eエンド。トゥルーエンドかどうかはわからない。でも良い感じに終わっている。ヨコオタロウが手掛けるゲームといえばいつも「エンディングが報われなさすぎワロタ。」って感じのものばかり。今回のニーアオートマタも主人公たちは例外なく報われない。でも誰かとの共同体感覚は得られるというなんだか不思議な感覚に至る。このゲームはオンライン要素があるけどつながりは限りなく薄い。でも他のプレイヤーを知って暖かい気持ちになることは確かだと思う。やってみないとわからないので頑張ってEエンドまで行ってほしいといったところ。
ニーアオートマタの悪い点
次にニーアオートマタの悪いところ。
1. 敵が固い、多い。作業感。

アクションはもっさり感もなくて爽快。さすがはプラチナゲームズ由来のアクションゲーム。9Sのハッキング導入も戦闘自体のテンポは崩さずに、多方向シューティングを取り入れていて、さすがだな~と思った。でも終盤辺りから敵が露骨に固くなる。数も尋常じゃなく多い時もある。固いと水増し感があるし、敵が多すぎてキャラクターの姿が見えないまま戦闘するみたいなことが多々ある。また戦闘の操作がシンプル故に単調になりがちだし話を進めてもアクションがほとんど追加されないので、要求される行動が少ないし真新しいものがなく後半はかなり作業感を感じた。
ニーアオートマタの「おススメ度」

良いところ
- シンプルだけどプラチナゲームズ由来の爽快感あるアクション
- 戦闘に上手く多方向シューティングを取り入れている。
- 没入感が高く、ちゃんとアンドロイドを操作している感がある。
- Eエンドをクリアすると暖かい気持ちになる。あんまり報われないけど。
悪いところ
- 敵が固い。多い。戦闘がシンプルすぎて作業感がある。
ということでおすすめ度は5点満点中「4点」といったところ。シナリオが良い。没入感もかなり高い。2BとA2が可愛い。9Sというショタ受けも完備。ニーアオートマタの中古価格が未だに高いのもうなずける。今回はXboxGamePassなのでコストもかけずに楽しめました。パチパチ。
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